うな誠 江戸前鰻

相模原を中心に介護施設を運営する株式会社リープスさんが、鰻のお店「うな誠」を市ヶ谷にオープンするとのことで、プレオープンイベントに招待していただきました。市ヶ谷駅から2分と近く、迷うことなく「うな誠」に辿り着きました。今回、生まれて初めて開店祝いのお花を贈らせてもらったので、店内に入る前に、ちゃんと出ているのか思わず確認してしまいました(笑)。オープン前のイベントということもあってか、当校の卒業生さんも接客スタッフとして駆り出されており、懐かしい面々とも会えて嬉しかったです。肝心の鰻の味といえば、めちゃくちゃ美味しかったです。

私はうな重御膳を注文しました。うな重プラス一品料理が籠に入れられて出てきます。ここでオープン前らしいアクシデントがあり、いきなりうな重が出てきてしまいました。前菜を食べて、そのあとにメインのうな重だと思いますが、順番が逆になってしまったようです。せっかく出してもらったので、温かいままうな重から食べることにしました。とにかく、日本産のうなぎを1匹そのまま使っていますので、ボリュームがすごい。ご飯が足りないと思わせるほどにうなぎがたっぷり。うな重(上)だけですと3300円ですから、お値段以上というか、満足感が半端ないです。味付けは甘さが僕の好みでした。箸休めのおつけものは塩味が強く、味のメリハリがはっきりしているのも素晴らしいですね。

 

褒めちぎってしまいましたが、実は僕は大のうなぎ好きです。最後の晩餐に何を食べたいのかと問われたら、うなぎと答えるほどです。なぜうなぎかと聞かれても明確な答えはありません。いつのまにか鰻がいちばん好きな食べ物になったのです。昔はステーキだったりしましたが、今は断然うなぎです。それじゃあ、どこのうなぎかと問われると、私の実家がある岡山県津山にあるうな重も好きですし、六本木にある生け作りのうなぎのお店も好きですし、浅草にあるひつまぶしの店のうなぎも好きです。もちろん「うな誠」のうなぎも好きですね。どれかひとつを選べと言われたら迷いますね。それだけうな重が好きということです。

 

 

この先、うな重を含めて、どれだけ記憶に残るような美味しい食べ物に巡り合うことができるのでしょうか。人生最後のご馳走として、もう一度食べてみたいと思い出すような食に巡り合うことは幸せだと思います。食べることは生きることであり、美味しいと思える食べ物を食べることは、より良く生きることです。いくつになっても美味しいと感動できる人生でありたいですし、また誰にとっても食事そのものが素晴らしい体験であり続けてもらいたいと願います。ということで、介護と食を無理矢理に結び付けて、今回の出張は美食のために行ったのではないことをアピールして終わります。

 

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