様々なつながりの中で

8月からスタートした日曜日クラスが無事に修了しました。うだるような暑さの中始まったのに、終わる頃には底冷えがしているのですから、日本の四季はなんと移ろいやすいものでしょうか。とても賑やかで楽しいクラスでした。打ち上げもFRIDAYSの一室を貸し切って盛大に行われていました。私も先生方の代表として参加させてもらい、素敵な時間を過ごすことができました。ありがとうございます。教室の外で(しかも研修が終わった後に)卒業生さんからの生の声を聞けることは、私の喜びのひとつです。また、教室では見られないような生徒さんたちの顔も見られて、単純に楽しかったです。「まちだ介護チャレンジ事業」を通して受講し、現場ですでに働いている方も多かったので、ぜひこの縁をつなげていってもらいたいと思います。

 

生徒さんたちと話していると、様々なつながりの中でケアカレに来てくださっていることが分かります。ある生徒さんからは「●●さんって知っていますか?」と聞かれたので、「もちろんです。とても個性的な方ですよね(笑)」とお答えすると、「今、●●さんと同じ職場で働いているのです」と返してくれました。●●さんに湘南ケアカレッジに行くことを伝えると、「それ私の学校だよ!」と言われたそうです。正確に言うと●●さんの学校ではないのですが、その言い方が彼女らしく、互いに笑ってしまいました。

 

ある生徒さんは藤田先生がアルバイトをしている施設で相談員になることが決まって、湘南ケアカレッジに来ることにしたそうです。相談員をしていた人がケアマネジャーになり、相談員の枠が空いたので抜擢されたそうです。さすがに資格を何も持っていない、介護の知識がないのはどうかと思って、まずは介護職員初任者研修を受けにくることにしました。そのことをケアマネジャーになった人に言ったところ、「私もその学校出身だよ。とても良い学校だったよ」と楽しそうに思い出を語ってくれるそうです。その方の名前を聞いたところ、僕も良く覚えている卒業生さんでした。今から7、8年前の卒業生さんですが、ケアマネジャーになっていることを知って嬉しく思いました。

 

卒業生さんが施設長として頑張っているグループホームから来てくださった生徒さんもいました。彼女はこうした研修に参加することを今まで避けてきたのですが、施設長の導きがあったからこそケアカレに来てくれたのです。また、卒業生さんがたくさん働いている施設から来てくれた生徒さんも2名いました。卒業生さんが先輩となり、現場で一緒に働いている姿を想像するだけで嬉しくなります。

 

つながりとは全く関係なしに、ケアカレのホームページを見て、参加を決意して来てくれた男性の生徒さんもいました。彼は電気関係の仕事をしていますが、家族のことや将来のことを考えて介護の世界に興味を持ったそうです。どこの学校が良いのか調べているうちに、ケアカレのホームページに辿り着き、書いてあることが良いなと感じたとのこと。そうした期待が半分、でも半分は学校を良く見せるための大げさな宣伝文句なのかもしれないと疑いつつ来てくれたようですが、研修が終わってみると期待をはるかに超えてきたと言ってくださいました。私の宣伝文は先生方の授業の感動には及ばないようです(笑)。

 

そして、どの生徒さんたちも口を揃えて言うのは、「ケアカレで良かった」ということです。他の学校と比べてみてそう言っているのではなく、一度しか受けることのできない介護職員初任者研修ですが、自分が受けた体感として絶対的にケアカレで良かったと言ってくれているのです。ほんとうに良いものは比較する必要がないということです。そういった声を生で聞くことができて最高に嬉しかったです。

 

 

私たちは学校という場所を通して、私たちが思うよりも何倍も幅広く豊富なつながりを生み出してきているのだと感じます。人々の記憶に残る形で。「先生方がとても愛に溢れていた」とある卒業生さんがおっしゃっていたように、それは先生方の力や想いによるところが大きいのだと思います。もちろんまだまだ改善する余地は残っているのですが、湘南ケアカレッジがこの10年間でやってきたことは間違いではなかったのです。これから先も、様々なつながりの中で私たちも生かされていることを忘れずに、「ケアカレで良かった!」と言ってもらえるような学校を続けていきたいと願います。8月日曜クラスの生徒さんたちから、最終日にメッセージ入りのボードをいただきました。ありがとうございます!