
昨日、2月から始まった土曜日クラスが修了しました。このクラスは、湘南ケアカレッジとしては初めての土曜日クラスでしたが、忘れもしない2月8日と15日に振ったあの大雪の影響をまともに受けてしまったクラスでもあります。2週連続の大雪、しかもなぜか土曜日に直撃するという不運が重なり、バスがなくて歩いて来てくれた方、朝5時に起きて2時間も前に家を出てようやく間に合った方、授業が終わってから自宅に着いたのが夜8時だった方などなど、土曜日クラスの生徒さんたちには苛酷な思いをさせてしまいました。
正直に言うと、土曜日クラスを開講しなければこんな目に遭わなかったのにと思ったこともありました。が、こうしてほとんど全員が無事にスクーリングを終えられたのを見て、やって良かったと心から思えます。もし開講していなければ、土曜日クラスの生徒さんたちと出会うことはできなかったですし、また生徒さんたちがお互いに出会うこともなかったはず。こんなにも素晴らしい仲間が集まり、同じ目的を持って学ぶ機会や場を設けられたことを誇りに思います。
最終日にふと思ったのは、開講当初と比べて、生徒さんひとり1人の表情が全く違うということです。大雪が降ったのは第2日目と第3日目でしたが、あのころは誰もが15日間最後まで通い切れるのかどうか不安で、マスクをしている方も多く、表情が硬くて曇っているような印象を受けました。ところが、最終日にはどの生徒さんもにこやかで、表情が明るくなり、それぞれが持っている本来の表情になっていました。ひと言で言うと、皆さん輝いて見えたのです。人は環境によって心のありようが変わり、自信に満ちて、リラックスできると、こんなにも自然で美しい表情になるのだなと感じました。
2月土曜日クラスの皆さまからは、色紙でもなく、ボードでもない、あえて言うならば、アートのようなメッセージ集をいただきました。こうしておひとり1人から感謝の言葉をいただき、只々、こちらも感謝の気持ちばかりです。そして、書いてくださった言葉に目を通してみると、それぞれが色々なことを心に感じて、学んで、3か月前とは少し違った風景が見えているのだということがダイレクトに伝わってきました。生徒さんたちがこれだけ変わってくれたのですから、いつまでも美しい表情で輝いていられるように、私たちも変わっていかなければなりませんね。