12月日曜日クラスと3月短期クラスがほぼ同時期に修了しました。「長かったようで、あっという間の15日間だったと思います」という話を私はいつも最後にしますが、特に週に1回の日曜日クラスの場合は、15日間というよりは15週間ですから、よりその実感があるのではないかと思います。やり遂げた生徒さんたちの満足そうな表情を見ていると、私たちも嬉しくなりました。全ての研修が終わったあと、誰もが名残惜しく、それぞれの未来の話をし、連絡先を交換し、気がつくと1時間ぐらいが経っていました。そうこうしているうちに、別れを惜しみながらひとりまたひとりと帰途につく卒業生さんたち。最後の生徒さんが出ていってしまうと、教室は静寂に包まれます。
ここで初めて、私たちも一抹の寂しさと共に安堵感を覚えます。初日に教えてくれた先生から、2日目、3日目の先生たちへと受け継いだバトンを、ようやく最終日までつなげることができた、なんとか完走することができた喜び。当たり前のようで当たり前ではありません。日曜日クラスは大雪に2度も遭遇してしまい、生徒さんたちには大変な思いをさせてしまいました。先生方も始発に乗ってきてくれたり、雪かきを手伝ってくれたり、雪だるまを作ってくれたり(笑)と苦労をかけてしまいました。誰かがもういいやと思ってしまっていたら、ここまで綺麗に終わることはできなかったと思います。あきらめずに通ってくれた生徒さんたち、そして教えてくれた先生方に感謝します。
12月日曜日クラスと3月短期クラスを振り返ってみて、チームワークが大切だと改めて感じました。先生方のチームワークはもちろん、生徒さんたちの間のチームワークがクラスに与える影響はとても大きいのです。「周りの人たちに助けられて、なんとか最後まで通うことができました」。アンケートにこんな風に書いてくれた生徒さんがいました。それは謙遜でもなく、この生徒さんだけのことではなく、それぞれがお互いに助けられたと感じているはずです。15日間通い続けることができたのは、クラスの仲間に会いたい、休みたくないという気持ちがあったからだと思います。
研修終了後に、日曜日クラス全員からの心のこもったメッセージが貼られたボードをいただきました。これだけの人数の生徒さんたちがメッセージを書き、それをまとめ、このような形に仕上げたことが、このクラスのチームワークを象徴しています。やろうと言い出して、行動に移すリーダーがいて、それを支えるサポーターがいて、協力的なメンバーもいたからこその作品だと思うのです。このチームワーク力は、今後、介護の現場でも生きてくるはずです。あまりの素晴らしさに声を失い、うまく伝えられなかったかもしれませんので、改めてこの場を借りて御礼を言わせてください。こんな素敵なクラスをつくってくれた皆さん1人ひとりに、私たちが感謝の言葉を伝えるべきなのに、こんなにしてくださって本当にありがとうございました。私たちの宝物として大切にします。